「丹波篠山茶生産組合」 (篠山市味間奥、 約70人) が、 丹波篠山茶をもっと手軽に楽しんでもらおうと、 ティーバッグ加工した緑茶やほうじ茶の製造販売に力を入れている。 澤廣明組合長は、 「手軽で便利なティーバッグ。 でも味は本格派です」 といい、 「100%丹波篠山産の安全安心なお茶を楽しんでもらえたら。 これからが夏本番。 熱中症対策の水分補給にもぜひ」 と話している。
急須を使わなくてもティーバッグをコップの中に入れ、 熱湯を注ぐだけですぐに飲める。 水出しも可能で、 冷水に5時間程度浸ければ飲みごろになるという。
緑茶は、 さわやかな風味で、 渋みとほのかな甘味を楽しめる。 ほうじ茶は、 緑茶を焙煎したもので、 独特の香ばしさがあり、 苦みや渋みはほとんどなく、 口当たりはあっさり。 カフェインが少なく、 胃への負担が小さいため、 「子どもやお年寄りにもおすすめ」 としている。
緑茶、 ほうじ茶のティーバッグ商品の価格はともに、 3グラム20袋入りで400円 (税別)。 味土里館 (同市東吹)、 特産館ささやま (同市黒岡)、 大正ロマン館 (同市北新町)、 ぬくもりの郷 (同市今田町今田新田)、 東部特産センター (同市細工所) などで販売している。
一昨年12月に製茶工場を竣工し、 昨春から本格稼働を開始。 工場竣工前までは、 商品として扱われる一つ手前の 「荒茶」 の状態で問屋に卸していたが、 製茶工場の新しい設備によって、 煎茶やほうじ茶などの仕上げ茶にまで加工できるようになり、 これまで以上に付加価値がアップ。 さらにティーバッグ加工も可能となり、 現在約15種類の商品をそろえている。
問い合わせは、 同組合 (079・594・2210)。