丹波市は7月1日、 市島町下鴨阪でツキノワグマの足跡 (幅12センチ) が見つかったと発表した。 田んぼの中を歩いた後、 アスファルトの道路を約40メートルほど歩いており、 足の裏についた泥がスタンプのように、 点々と道路に残っている。
近くに住む男性によると、 6月末に見慣れぬ足跡を見つけ不審に思っていたところ、 月末の常会で 「クマじゃないか」 と話題になり、 市が知るところとなったという。
県森林動物研究センター (青垣町沢野) の横山真弓主任研究員によると、 クマは夏と秋の年2回行動のピークがあり、 夏は繁殖行動。 メスを求めるオスがうろうろする時期という。
「幅が12センチだとすると、 オスの成獣の可能性が高い。 今年は5月下旬から活動が活発化、 7月中旬まで出没が続くだろう」 と話している。