メジャー音楽シーンで活躍中の丹波市出身のシンガーソングライター、 小南泰葉さんが、 8月24日午後1時から丹波の森公大ホールで開かれる 「ホームタウンシック」 と題したイベントに出演する。 市内の若者支援活動を展開するグループが企画した凱旋公演。 主催者は、 「紆余曲折を経ながら夢をかなえた小南さんを中高生らに見てもらうことで何か刺激になれば」 と来場を呼び掛けている。
小南さんと、 ギター、 ピアノのトリオ編成。
2012年にメジャーデビュー。 これまでにフルアルバム1枚、 ミニアルバム2枚などを発表している。 本格的な凱旋公演は今回が初めて。
小南さんは中学2年でギターと出会った。 いじめに遭い、 一時期学校に通わなくなった。 退屈な時間に父親が昔弾いていたギターが目に止まり、 そこからギター漬けの日々。 高校に進学したものの、 やりたい音楽以外の勉強をしなければならない状況が嫌になり、 高校1年で欠席がちに。 母親の知人の元音楽プロデューサーを紹介され、 作詞を手掛けるようになるなど、 自身が作詞、 作曲した曲を歌う現在のスタイルの礎を高校時代に築いた。
高校卒業後、 大阪で音楽活動をしていたが、 20歳で中断。 08年ごろから再び活動を再開し、 丹波市と行き来しながら大阪を拠点にライブ出演を重ね、 10年に自主制作盤のミニアルバムを発表し、 注目を浴びた。
主催する 「グライネ」 の鴻谷佳彦代表 (36) =春日町=は、 「エンターテイメント性が高いのが小南さんのステージ。 内容は秘密だが、 地元を巻き込んだ企画を考えてもらっている」 と言い、 小南さん側との交渉を担当する吉竹惠里さん (27) =山南町=は、 「地元の人に、 もっと小南泰葉を知ってほしい。 北海道を始め、 全国のファンがチケットを買ってくれているが、 地元の人に一番見てほしい」 と話している。
学生に足を運んでもらいたいとの思いから、 学生は1000円と小南さんのライブでは破格の価格設定。 一般は前売り2000円、 当日2500円。 「イープラス」 でネット販売しているほか、 市内の取扱い店で販売中。 問い合わせは、 「無鹿」 の鴻谷さん (0795・73・0200)。