ボート10隻購入・来春から篠山城跡北堀で遊覧 8メートルの浮き桟橋整備

2014.08.31
ニュース丹波篠山市

来春復活のための予算が計上される、 1970年代前半まで行われていた北堀でのボート遊覧(篠山市提供)

兵庫県篠山市は9月3日開会の定例会で、 篠山城跡北堀にボートを浮かべる 「北堀貸出ボート事業」 に約628万円を提案する。 桟橋を整備し、 ボート10隻などを購入する。 サクラの開花時期に合わせて来年3月28日からの事業開始を目指す。

昨年度の庁内プロジェクトチームの一つ 「お堀にハスの花を復活させよう」 (押田健一リーダー、 6人) がハスの復活とともに、 1970年代前半まで行われていたという北堀のボート遊覧の復活を提案していた。

提案では、 「お堀にボートを浮かべることは、 篠山城の石垣整備によって生じたお城と市民との距離を近づけるための一つの方法。 北堀水面から眺められる篠山城や四季は、 新たな篠山の魅力創出にもつながる」 とした。

全長3・6メートル、 幅1・1メートルの3人乗りのボート10隻を購入。 市役所前に桟橋を整備する。 桟橋はポリウレタン製のフロート4基を連結させる幅2、 長さ8の浮き桟橋。 管理や受付を行う簡易テントを設置する。 救命具や浮き輪も購入する。

計画では、 遊覧期間は3月28日―5月24日。 料金は30分500円。 58日間の営業で約90万円の収入を見込む。

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