丹波市内高校生「5人程度」 新たに「地域枠」設ける 丹波市立看護専門学校

2014.08.07
ニュース丹波市

 兵庫県から来年4月1日付で丹波市に移管される丹波市立看護専門学校の募集要項がまとまった。 定員40人のうち5人程度を 「地域枠」 として新設。 丹波市内の現役高校生を対象とする。 地域枠入試は11月9日、 一般入試は1月23日にそれぞれ実施する。

 3年課程の全日制。 一学年の定員40人。

 県立看専は地域枠も推薦入試もなく、 1月の一般入試しかなかった。 他の看護専門学校や看護大学は推薦入試などで早々と合格者を決め、 学生を囲い込んでいた。 また、 柏原看専の一般入試の時期が国公立を含む他校の試験日と近く、 複数校に合格した受験生が、 同看専以外に流れることが続いていたことから、 人材流出を防ぎ、 地域に定着してもらおうと地域枠を設けた。

 市看専開設準備室によると、 「5人程度」 の人数は、 丹波市内から同校へ進学する生徒の平均数を参考に決めたという。

 地域枠は、 来春に高校または中等教育学校を卒業見込みで、 今年10月1日時点で同市内に住居があり、 合格した場合は必ず入学する生徒が条件。

 入試科目は、 国語総合 (古文・漢文を除く) と面接のみで、 一般入試ではある数学、 英語がない。

 出願は10月14―22日。 合格発表は11月21日。

 一般試験は35人程度を募集する。 出願は12月8―16日。 合格発表は2月6日。

 県立から市立への移管後も、 入学金 (5650円)、 授業料 (年額11万8000円) は変更なし。

 入学願書、 学校案内は、 市看護専門学校準備室 (TEL0795・82・4567)。

 

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