大相撲丹波場所 (10月20日、 愛育館) が予定通り開催されることが12日、 決まった。 丹波市制10周年を祝うのが当初のねらいだったが、 被災地の復旧を支援し、 元気づけるとの観点から開催しようと、 同実行委員会 (実行委員長=大地丹波市商工会長) が判断した。
会場が、 被害が大きかった市島地域にあることなどを考慮し、 開催するかどうか検討を重ねた。 市島地域4地区の自治振興会長の意見も聞いた。
午前8時の公開げい古から午後3時の弓取り式 (打ち出し) まで、 予定通り実施する。
実行委員会は、 会場で入場者全員に配布するカラーパンフレット (力士名鑑、 A4判) の広告収入など収益金を義援金とする。 また、 同実行委員会が日本相撲協会に事情を説明したところ、 前向きに協力する旨の返事をもらったという。 具体策は協会と相談の上決める。
大地実行委員長は、 「地元への配慮を極力しながら、 市島の人を元気に、 みんなの気持ちを復興へ向ける場所にしたい」 と話した。
詳細は実行委事務局 (0795・82・7500、 平日のみ)。