小中ともに全国下回る 算数・数学の差 顕著に 全国学力テスト

2014.09.07
ニュース丹波篠山市

 今年4月に小学校6年生と中学3年生を対象に国語と算数・数学が行われた「全国学力テスト」で、篠山市の平均正答率=表参照=が、両学年、 両教科ともに、全国、県平均を下回っていることが分かった。 3日、開かれた補正予算委員会で議員の質問に同市教育委員会が答えた。

 国語は全国比で2・3―0・1%、 算数・数学は全国比で4・2―2・2%下回った。

 市教育委員会は18日の教育委員会で結果を報告後、 市広報紙に掲載するほか、 今年度から地元新聞社にも公表することで広く課題を共有することにしている。 また、 10月に専門家を招いて市民向けの 「学力向上フォーラム」 を開くなど、 問題の共有化を図る。

 学力向上に向けて、 市は今年5月、 小学5、 6年、 中学1、 2年を対象に市独自の学力・生活習慣状況調査を初めて行った。 どの年代で課題があるのかを調査し、 授業に反映していく。 同調査は来年度以降も継続する予定。

 また、 今月から全5中学校で3年生を対象に地域の社会人や教員OBが放課後に数学を教える事業を始める。 10月から、 八上小学校をモデル校として同様の事業を始める。

 

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