皆既月食、始終を撮影 シャッター400枚切る 氷上町の八尾さん

2014.10.11
ニュース丹波市

皆既月食の始めから終わりまでを撮影。 時間の経過は左上から右下へ=兵庫県丹波市氷上町常楽で八尾さん撮影

兵庫県三田市の人と自然の博物館に勤務する八尾滋樹さん (50) =丹波市氷上町常楽=が、 10月8日の皆既月食を自宅前で一部始終撮影した。 同館ホームページの 「ひとはくブログ」 で写真を公開している。

午後6時10分過ぎに東の空で満月が欠け始めた。 左下部分から徐々に地球の影に覆われ、 午後7時半前に全て隠れた皆既状態になり、 赤銅色の月が夜空にぽっかり浮かんだ。 その後、 金色の満月に戻るまでの様子を連続して撮影した。

八尾さんは、 10年ほど前から趣味で星や月を撮影。 デジタル一眼レフカメラで、 600望遠レンズを使用している。 今回の皆既月食は約400枚シャッターを切った。

八尾さんは 「最初から最後まで雲もなく観測できた。 ワクワクするとともに、 情報のなかった昔の人は、 怖さやおそれ多さのようなものをより強く感じただろうなと思った」 と話していた。

関連記事