災害発生から1カ月半がたち、 ボランティアセンターへの登録人数が減っていることから、 丹波市職員約50人が4、 5の両日、 復旧ボランティアに従事した。 一市民としてできることをと募ったところ、 394人が手を挙げた。 10月中の土日に活動する。
台風の接近もあり、 両日、 今中、 谷上の水路の泥上げ、 個人宅で土のう作りに従事した。
両日作業に訪れたのが谷上の青木俊和さん (65) 宅そばの水路。 70センチほど土砂が堆積し、 田んぼとの境が分からなくなった25メートルほどの水路の土砂をスコップで掘り起こし、 土を一輪車で運び出した。
災害発生後、 全国から届く援助物資を被災者に届ける支援物資センターを担当した近藤紀子さん (観光振興課長) は、 支援センターで各地からのボランティアに接し、 「近くの人間ががんばらないとの思いを強くした」 と言い、 「通常業務に戻ると、 被災現場にいた時や今いる職員と意識の上で温度差が生じる。 1度でも2度でも足を運ぶことが大事。 汗をかけば、 片付く」 と思いを語った。
青木さんは、 「住むのに影響がない部分なので、 暇に任せ自分で片付けようと思っていた。 先月、 『ボランティアを派遣する』 と言ってもらっていたのが今日になった。 しんどい思いをしてもらったが、 本当に助かる」 と感謝していた。