丹波布と表具“共演” 観瀾斎さん大作も 11月15・16日、丹波新聞社で

2014.11.09
ニュース丹波市

丹波布を出展する大谷さん (右) と自身が表装を手がけた観瀾斎さんの大作を広げる太田さん=兵庫県丹波市青垣町小倉で

丹波布工房 「丹の布」 と、 丹波・東播の表具師でつくる 「紙遊会」 が11月15、 16の両日、 丹波新聞社ホール (兵庫県丹波市柏原町柏原) で、 「丹波布と表具の工藝展」 を開く。 表具の素材に丹波布を使ったコラボ作品と、 それぞれの作品が出展される。 入場無料。

「丹の布」 (同市青垣町中佐治、 大谷由美子代表) は、 同工房で織っているバッグやストール、 反物、 巾着などを出品。

表具師12人でつくる 「紙遊会」 は、 江戸時代から現代までのそれぞれの地域に残る絵画や書画などを展示する活動をしている。 丹波市が会場の今回は、 地元の太田檜雲堂 (同市青垣町小倉、 太田嘉久さん経営) を中心に、 丹波布第一人者の足立康子さんの布を使ったふすまや、 丹波布を使って新たに制作した額などを出展する。 太田さんが掛け軸の表装を手がけた仏版画師、 観瀾斎さんの大作の竜 (3・3メートル×1・7メートル) も展示する。

大谷さんは 「表具とのコラボで視野を広げ、 生地として丹波布が色んなものに使ってもらえる方向性を見出したい」 と言い、 太田さんは 「表具師の仕事を見てもらい、 どんな作品を作っているのか知ってもらえれば」 と話している。

太田さん (TEL0795・87・1639)。

 

 

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