衆院選に兵庫5区から立候補を予定していた元民主党衆院議員、 梶原康弘氏 (58) が11月25日、 立候補を断念したことを篠山市記者クラブの会見で明らかにした。
昨年12月に小選挙区公認内定者に選ばれていた梶原氏は、 衆議院が解散した21日に岡田克也・代表代行から電話で公認取り消しの連絡を受けた。 「ポスターや推薦はがきなどすべて準備を終えていた。 維新との候補者調整があっても、 公認を取り消されるとは思っていなかった」 と振り返った。
22、 23の両日、 支援者や関係者と無所属での出馬など対応について協議。 梶原氏は 「無所属で出馬した場合、 広い選挙区の中で、 活動の要員、 資金、 など物理的にかなり難しい」と判断。23日夜に出馬断念を決断し、 24日午前に党県連などに連絡した。
「断腸の思い。 民主党の政策に沿って活動してきたので、 無所属で出馬しても、 短期間で真意が有権者に伝わらない。 5区の有権者から選択肢を奪う責任の重さを感じている」 と言い、 今後について、 「政治活動は辞めない」 と話した。