ネパール支援で呼びかけ ブルーシート提供を 篠山のNPO

2015.05.24
ニュース丹波篠山市

ブルーシートの提供を呼びかけている岩下さん=兵庫県篠山市二階町で

バングラデシュなどで学校を建設するなどの教育支援活動に取り組んでいる篠山市京町のNPO法人 「P・U・S (バングラの村を良くする会)」 が、 ネパールで発生した大地震の支援にと、 ブルーシートの寄付を求める活動に取り組んでいる。 震災で家をなくし、 木の下で生活を送る人がいるほか、 家が残っても屋根が損壊しているケースも。 間もなく訪れる雨季を前に、 屋根替わりや補修に使うシートの需要が高まっている。 同法人は、 「大きくても、 小さくても、 汚れていてもいいので協力してほしい」 と呼びかけている。

大地震は4月25日に発生。 同法人副理事長の岩下啓子さんは、 10年来の友人で、 航空会社 「エアアジア」 のネパール支社長、 ガネッシュ・マン・ラマさんの身を案じ、 すぐに電話をかけたが通じなかった。

5月に入って、 ガネッシュさんから連絡があり、 「支援に使うブルーシートが足りないので、 なんとか送ってもらえれば」 と依頼された。 ガネッシュさんは、 同国内で孤児院を建てるなどの慈善活動に取り組んでおり、 孤児院周辺のまちが壊滅状態になっていると話したという。

同法人では、 一般参加を募ってネパールでも 「スタディーツアー」 を行ったことがあり、 岩下さんはツアー参加者や友人らにシートの提供を呼びかけ、 地域住民らの協力も得ながら現在、 40枚ほどを集めている。

今月末に第1便をネパールに送る予定で、 今後もガネッシュさんと連携し、 ブルーシートをはじめとした必要な物資の提供を呼びかけていく。 また、 同法人の拠点施設 「だいじょうぶ屋」 (同市二階町) では寄付金も募っている。

岩下さんは、 「ネパールの人たちのために、 少しでも手助けしてもらえたら」 と話している。

ブルーシートの提供などの連絡は、 岩下さん (TEL090・8382・3131)。

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