開館10周年を迎えた兵庫陶芸美術館(篠山市今田町上立杭)が節目を記念した特別企画として川柳を募集している。題は「日本遺産」。最優秀賞受賞者には、陶芸の文様・装飾技法の一つ「イッチン描き」で受賞句をしたためた直径36の丹波焼大皿が贈られる。同美術館の企画・事業課の松山典子さんは、「あなたの川柳を丹波焼の大皿に残しませんか。丹波焼窯元が手掛ける本物の逸品です。ふるってご応募ください」と呼びかけている。
募集期間は、現在10周年記念として開催中の特別展「坐 丹波(夏)―田中寛コレクション 蒐集の軌跡」の会期に合わせて9月6日まで。同美術館展示棟内に備え付けの応募用紙に、必要事項を記入し、同美術館内の応募箱代わりの丹波焼の壺の中に投函する。一人2句まで応募できる。
10月中旬までに最優秀賞1点、優秀賞3点、美術館賞1点、佳作5点を選び発表する。選者は、「川柳ささやま社」の北澤稠民さんが務める。
また、12月12日から始まる冬季特別展の開催期間にも川柳大会を予定している。
開館時間は、午前10時―午後7時。ただし、7―8月の特別展開催中の金・土曜日は午後9時まで延長。月曜休館(月曜が祝休日の場合は翌平日)。特別展観覧料は一般600円、大学生500円、高校生300円、中学生以下無料。
問い合わせなどは、同美術館(TEL079・597・3961)。