兵庫県丹波市春日町の黒井地区自治協議会が、来月に丹波の森公苑で初めて開く「手作り甲冑展」で展示する甲冑の制作を進めている。ボール紙製の甲冑で、さまざまな工夫を凝らし、本物さながらに作っている。同地区や黒井城をPRするとともに、甲冑作りの取り組みを多くの人に知ってもらおうと企画した。
展示会は9月26―29日(28日は休苑)。午前9時―午後5時。昨年までに制作したものを中心に、大人用13体、子ども用6体ほどを並べる予定。
甲冑は、かぶとや胴、腰の辺りを守る草摺(くさずり)、すね当てなど一式。部品同士をつなぐひもを通すため、部品には8800個ほどの小さな穴を開けるなど、細かい手仕事も満載。それぞれの特徴を出そうと、ひもの色を変えたり、前立てに家の家紋をあしらうなど工夫している。