15億5100万円で購入 氷上工業団地の新県立病院用地

2015.09.10
ニュース丹波市

 兵庫県立柏原、柏原赤十字両病院の機能を統合する新しい県立病院が整備される氷上工業団地(氷上町石生)の土地(5・16ヘクタール)を、県が、所有者で県外郭団体の兵庫みどり公社(神戸市)から15億5100万円(平方あたり3万円)で購入した。近年の取引価格より2割高値だが、公社によると、同価格で県に売却することで、氷上工業団地の分譲事業は利益も赤字もなしの「ゼロ精算」ができたという。公社の申し出額に県側が同意したかっこう。公社は「売り値としては妥当」と言い、病院局は「公社からの申し出を総合的に見た」と話している。

 公社によると、氷上工業団地のみのために設けている公益目的事業(農村地域産業誘致事業)部門会計を「ゼロ精算」するための額が15億5100万円で、同金額を県に提示したという。これには、事業開始以来の金利、管理費などが含まれている。

 

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