俳人・西尾武陵偲ぶ 篠山市俳句協会

2015.10.11
ニュース丹波篠山市

 篠山市俳句協会(松葉久喜会長)が、同市大山地区出身の江戸時代後期の俳人、西尾武陵(1766―1838年)の生誕250年に当たる来年に向けて、継続的な句会や、記念俳句ラリー、講演会を計画している。4日、年に1度の「丹波篠山ふれあい俳句ラリー」を城下町で行い、武陵に関する話を参加者に披露。中央図書館で記念展を開くなど、機運を高めている。

 武陵の生家は、西尾家住宅(同市大山上)で、国登録有形文化財に指定されている。同協会は武陵が地元の人にあまり知られていないことから、生誕250年を機に広く知ってもらおうと企画。これから毎年、没月にあたる12月の第1日曜に武陵を偲ぶ句会を開くほか、来年の俳句ラリーを西尾家周辺で行ったり、研究者の講演などを計画している。

関連記事