丹波市無形文化財、今出熊野神社の「はだか祭り」が11月3日、同神社(兵庫県丹波市青垣町今出)であり、上半身はさらし、白のパンツに足袋の白装束に身を包んだ約50人の裸衆が健康長寿を祝い、体どうしをぶつけ合う独特の所作を奉納した。
裸衆は、今出公民館前の川で体を清め、神社の舞堂に集合。舞堂でおしくらまんじゅうのように体をぶつけあい、天井にぶつかりそうになるほどの勢いで胴上げをした。
舞堂から本堂をめざし「ヨイサ」「オイサ」の掛け声を発しながら石段を駆け上がり、7度半駆け足で往復。回数を重ねるごとに声の音量も上がり、ヒートアップ。御幣をつけた厄除けのサカキの枝の奪い合いで熱気はピークを迎えた。