兵庫県の篠山市陸上競技協会が今年度で創設65周年を迎えた。年代を超えて陸上競技を楽しむ事業に取り組み、日本を代表する競技者や指導者の輩出にも一役買った協会。長い歴史を持ちながら、周年事業はしたことがなく、12月5日に初めて記念事業を行う。同協会は、「多くの人の協力で迎えることができた65周年。今後も陸上競技を普及していきたい」と話している。
記念式典では、歴代の会長、理事長に感謝状を贈呈。また、篠山出身の競技者、指導者を顕彰し、表彰状を贈る。
顕彰者は、▽森口達也さん(西紀中出身、1980年のモスクワ五輪5000日本代表に選出)▽前河洋一さん(篠山中出身、箱根駅伝にも出場し、現在は日本陸連ランニング普及部長)▽八尾彰一さん(同、トライアスロン選手で、実業団の監督、全日本オリンピックコーチ)▽小島宗幸さん(同、西脇工業高校の駅伝全国優勝に貢献。世界クロスカントリー選手権日本代表)▽小島忠幸さん(同、西脇工業高校の駅伝全国優勝に貢献。世界陸上選手権マラソン日本代表)。いずれも日本を代表するアスリートで、同協会主催の大会でも活躍してきた。