兵庫県の丹波市議会補正予算特別委員会(前川豊市委員長、19人)は、市が開会中の定例会に提案している一般会計補正予算案から、篠山市清掃センターへの運営負担金1017万2000円を削除する修正案を全会一致で可決した。同市は山南地域のごみを篠山市清掃センターへ搬入している。
提案していた増額補正は、集塵装置の緊急修繕、電気料金値上げ不足分、専属所長の配置に伴う人件費。
同特別委で林時彦議員が「篠山市清掃センター運営協議会や篠山市との交渉では、前向きな議論になっていない。2月に予定されている運営協議会での両市の議論を見極めた上で判断したい」と修正案を提案した。
22日の議会最終日に同特別委の前川委員長が修正案を提案、可決されると、同センター運営費を除いた補正予算案を採決する。
市は今定例会で、同議員の一般質問に対し、篠山市清掃センターの運営費の負担割合などが「納得できるものではない」との認識に立ったうえで、「早期に解決できるよう協議を進めたい」と答弁していた。