神戸大学都市安全研究センターの学生らが作製し、昨年、兵庫県丹波市市島町上鴨阪の被災納屋に設置した「被災地図」が移設されることになった。近くを流れる曼田良川の改良復旧工事により納屋が取り壊されることになったためで、すでに取り壊し作業が進んでいる。
市災害復興推進室によると、前山小学校周辺や前山コミュニティセンターなど、地域住民が集まる場所への移設を検討している。
被災地図は縦2・7メートル×横7・4メートル。昨年8月、同地区の余田義信さん(67)宅に設置された。前山地区の被災個所や被災の度合いが一目でわかるほか、同小学校の児童が書いた復興メッセージも盛り込んでいる。