兵庫県篠山市新荘自治会(北場康男会長)が1月31日、里山整備を進めている前山の放棄竹林を整備しようと、竹林内でタケを燃やす取り組みを始めた。消防団も含め約20人が参加。枯れたタケを伐採して、竹林内で燃やした。今後、タケを燃やしながら間伐を進めていき、竹灰の活用も考える。
約1ヘクタールにわたってタケが広がり、日が差し込まないため、枯れたタケが多くなった。竹林内で燃やしても延焼しにくいことが知られているが、万が一に備え、地元消防団の小型ポンプ車を用意。約100メートルホースを伸ばし、消火体制を整え伐採と焼却に取り組んだ。
里山整備リーダーの倉垣利明さんは「竹林内で燃やして整備する方法を成功させ、他地域の参考モデルになれば」と話している。