「日本六古窯」で日本遺産申請 篠山2つ目の認定狙う 

2016.03.03
ニュース丹波篠山市

 「日本六古窯」の一つに数えられる丹波焼の産地、兵庫県篠山市はこのほど、他の5産地がある備前市(岡山県)、越前町(福井県)、常滑市(愛知県)、瀬戸市(愛知県)、甲賀市(滋賀県)とともに文化庁が認定する日本遺産への登録を申請した。備前市が申請担当市になり、岡山県を通して文化庁に申請した。篠山市は昨年4月に単独自治体として第1号の日本遺産に認定されている。

 日本遺産は文化庁が昨年創設した。文化財群(構成文化財)をまとめた「ストーリー」を認定し支援する事業。篠山市が昨年認定されたストーリーは「丹波篠山 デカンショ節―民謡に乗せて歌い継ぐふるさとの記憶」で、歌詞に歌われている篠山城跡や丹波杜氏など15の構成文化財からなっている。

 今回申請したストーリーは「炎と土の結晶―日本六古窯」で、篠山市の構成文化財は▽丹波立杭焼▽丹波焼古窯跡▽丹波立杭登窯▽丹波立杭焼作窯技法▽古丹波コレクション―の5つ。

 日本遺産認定によって、六古窯のコラボレーション作品や、人的交流、六古窯作家の定期的な企画展の開催などを目指す。

 

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