兵庫県のふれあいの祭典の一環で「ひょうご民俗芸能祭inたんば」が2月28日、丹波の森公苑(丹波市柏原町柏原)で開かれた。
毎年、県内各地で開催されており、丹波地域では10年ぶり。郷土色豊かな民俗芸能を受け継いでいる丹波地域の6団体をはじめ、県内計8団体の総勢約140人が出演した。
丹波市からは春日戦国太鼓、寺内・小和田三番叟保存会、青田神楽保存会、柏原八幡神社神事芸能保存会、篠山市からは福住下打込囃子保存会、丹波流酒造り唄保存会が出演。唄が響き、笛や太鼓の音が流れ、形の整った所作を舞うなど、民俗芸能の味わいをたんのうした。
実行委員長を務めた本庄柏声さんは「忘れられようとしている民俗芸能が、少しでも多くの人に伝わる機会になれば」と話していた。