「篠山層群に関心を」パネル展示や講演も 化石発見者の足立さん夫妻

2016.06.11
ニュース丹波篠山市

篠山層群についてのパネル展示を行っている足立さん夫妻=兵庫県篠山市乾新町で

丹波竜化石発見者の一人で元高校教諭の足立洌さん(72)と妻の和佳さん(61)が、「コミュニティカフェみーつけた」(兵庫県篠山市乾新町、TEL079・554・2600)で、多数の貴重な化石が発見されている篠山層群についての研究をまとめたパネル展示を行っている。足立さんは、「丹波市では丹波竜が話題になったが、篠山市でも世界的に貴重なほ乳類化石が見つかっている。ぜひ、篠山の人に見てもらい、興味を持ってほしい」と呼びかけている。30日まで。24日には、足立さんの講演もある。

題名は、「篠山盆地に眠る世界的自然遺産―ササヤマミロス・カワイイと篠山層群」。同市内では、春日江から大山下までの東西12キロ、住吉台から宮田までの南北4キロにわたって分布する1億1000万年前―9700万年前の地層「篠山層群」がいかにして形成されたかや、ヒトの祖先にもつながるネズミに似たほ乳類「ササヤマミロス・カワイイ」についてわかりやすく紹介している。

 

 

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