旧病院の建物を解体へ 外来診療棟など8施設 兵庫医科大学

2016.06.12
ニュース丹波篠山市

 兵庫医科大学が、兵庫県篠山市黒岡の同医大ささやま医療センターに隣接する旧篠山病院(同市山内町)のほぼすべての建物の解体工事を始めることが、同医大への取材でわかった。現在、旧病院の土地は同医大、同センターの土地は市有地となっているが、双方の用地を等価交換し、登記が完了次第、7月中にも解体に着手する。解体後は、一部を市が同医大に無償貸与し、駐車場に整備して来院者の利便性向上を図る予定という。

 同医大によると、解体されるのは、3階建ての外来診療・管理棟(床面積2494平方メートル)や第5病棟(同844平方メートル)、サービス棟(同674平方メートル)など、築43年から35年の8施設で計4838平方メートル。費用は約3億円となる見込み。

 旧病院の建物では、第1、2、3病棟などを2013年に解体しており、今回でほぼすべての建物が解体される。宿舎棟や外来検査棟は今後も使用するため解体しない。

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