「地域の宝」守ろう 大山上の住民ら「天内」設立 天内芋・丹波栗の栽培も

2016.08.10
ニュース丹波篠山市

「天内芋」の葉が生い茂る畑で、「地域を盛り上げていこう」と意気込む一般社団法人「天内」の会員たち=兵庫県篠山市大山上で

兵庫県篠山市大山上の住民らが中心となって、このほど、一般社団法人「天内(あもち)」を設立した。同法人代表理事の伊勢隆雄さん(69)=篠山市大山上=は、「地域課題の解決に向けた取り組みを、将来にわたって持続させていく組織とし、美しい山にきれいな水、おいしい農作物、伝統文化など先人が残してくれた大山の大切な宝物を守っていくため活動に励んでいきたい」と話している。

「天内」は、同集落を流れる天内川と大山川に挟まれた味渕神社周辺の地域を指す古い呼び名。会員数は21人(理事4人、監事1人含む)で、個人のほか大山地区の各種団体が所属。事務所は、伊勢代表理事宅に置いている。補助金の申請や、遊休農地の所有者らとの賃借契約を結ぶにあたり、信頼できる組織である必要があることなどから、法人格を取得した。

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