亀岡市の休眠していたワイン用ブドウ畑の再生に携わっている酒販店「ひかみや」(丹波市柏原町母坪、谷垣裕二郎代表、TEL0795・73・0968)が、同農園で収穫したブドウで仕込んだ赤ワイン2種の予約受付を始めた。一般発売前の9月初旬に注文者に届ける。2013年からボランティアで農園作業を手伝い、とれたブドウで仕込んだ初めての赤ワイン。谷垣社長は「原料生産から携わり、やっと飲んでもらえる赤ワインができた」と喜んでいる。
赤ワインの代表品種の一つ、2014年産のカベルネ・ソービニオンを丹波ワイン(京丹波町)で醸造した。同年収穫したブドウを5つの樽で仕込み、うち2つの樽を全量同社で購入した。樽によって味が異なり、1つの樽は「緋」(あけ)。カベルネ・ソービニオン特有の深い色合いと風味のバランスに優れる。もう1つの樽は「京紫」。心地良い樽の香りと淡い色合いで、軟らかいタンニンで飲みやすい味わい。いずれも720で288本ずつ限定販売。価格は共に2700円(税込)。同社のみの販売。