社内で「ありがとう」やりとり 春日のオオツキ

2016.09.08
ニュース丹波市

「輝カード」を専用ポストに入れる社員たち=兵庫県丹波市春日町新才で

作業服などの小売業「オオツキ」(本社・兵庫県丹波市春日町新才、大槻祥三社長)が、社内外の人に感謝の気持ちを紙に書いて伝えるシステムを取り入れている。「輝カード」と名づけ、「忙しい時に手伝ってくれた」「電話応対が素晴らしかった」など、仕事上の“ありがとう”を伝え、感謝や笑顔であふれた会社をめざすとともに、社員のモチベーションアップにもつなげている。

昨年から始めた。自分と相手の名前、感謝の内容を書き、専用ポストに投函。カードは給料明細に同封し、相手に届く仕組みにしている。

感謝の内容はさまざまで、「体調を崩したとき、店番を代わってくれた」「いつもトイレ掃除をしてくれる」など、ささいなことでも気持ちを伝えている。大槻社長は「感謝の手紙をもらうと誰でもうれしいし、相手に返したくなる」とにっこり。

昨年、同社は「感動産業に進出する」をスローガンに掲げた。感動を与えられる社員になるためには、自身が感謝の気持ちを素直に伝えられる社員になろうと、「輝カード」を取り入れた。現在、納入業者などにあてた「輝カード」も作り、「数あるワークショップから当社を選んでいただき、ありがとうございます」などと感謝を伝えている。

関連記事