特産を使った独自性のあるメニュー開発に生かしてもらおうと、兵庫県の篠山市飲食業組合(岩本和也組合長、51店)が8月29日、イタリアレストラン・CASA DEL AMICHI(同市二階町)で「篠山の食材を使った料理講習会」を行った。組合員15人が参加し、特産の黒豆と猪肉を使ったイタリア料理を学んだ。
講師を務めた元辻学園調理・製菓専門学校のイタリア料理主任教授、日野友一シェフが、「ボロネーズソース(猪肉で作るミートソース)」と、「猪もも肉の薄切りソテー キノコと黒豆のクリームソース」の2品を調理。組合員たちはその様子を見学しながら、材料の選び方や調理のポイントなどについて質問していた。
組合員で、創作料理「和」(同市東新町)の店主、森口直彦さん(63)は、「店では和食がメーンだが、クリームソースは、うどんやそうめんにからめたり、白身の焼き魚にかけるなど、アレンジができそう」と笑顔。岩本組合長は、「猪肉や黒豆といった食材に関しては、他の地域よりも一歩でも半歩でも抜きんでたクリエイターでありたい」と話していた。