兵庫県丹波市の柏原町商店街一帯で11月12日午前10時から、「かいばら100円笑店街」(丹波市商工会柏原支部主催)が開かれる。今回で18回を数える恒例の催しだが、今年度から40―60歳代の女性7人が中心になり企画、調整を進めており、今回の出店数は過去最多の68。ポスターもパステルカラーのバラをデザインし、女性らしさを出した。柏原町商店街連合会副会長で、女性メンバーの一人、荻野真知子さんは「若い人のセンスを生かしながら、体験ワークショップなども増やし、まちの活性化につなげたい」と来場を呼び掛けている。
先進地勉強会や視察などを重ねて、2011年3月に35店舗で始まった。各店が工夫を凝らした商品や体験を100円で販売。年に数回開催している。閉店や新規参加店の減少などで2年ほど前に28店舗にまで減少したが、荻野さんが副会長になったのを機に女性の視点で新規店舗開拓やマーケティングの見直しを進め、参加店を増やした。
今回の体験ワークショップは、▽竹細工▽抹茶(お菓子付)▽英語で遊ぼう▽つるし柿作り▽糸つむぎ(無料)―。抽選で50人に500円の買い物券が当たる恒例のスタンプラリーも行う。また、子ども向けDVDの上映会や、崇広幼稚園児の絵画展、空き家・空き店舗の不動産情報もある。
荻野さんは「商工会や観光協会、まちづくり柏原などにお世話になりながら企画ができ、感謝しています。若い人に引き継ぎながら、継続できるようがんばりたい」と話している。
Facebookで参加店の情報を発信している。まちづくり柏原(TEL0795・72・0433)。
同日午前10時―午後3時、柏原八幡神社駐車場で定期市「丹波ハピネスマーケット」も開催される。