旧雲部小学校舎を活用した「里山工房くもべ」(兵庫県篠山市西本荘、TEL079・556・2570)が、工房内カフェ&レストランで提供した定食メニューのレシピ集「いただきます。」を発行した。レシピだけでなく、雲部地区の移ろいゆく四季を切り取った写真も豊富に取り込んだ。1500部を印刷。同地区全戸と、工房への出資者に配布。残りは4日から定食(コーヒー付き、1200円)を注文した人にプレゼントする。
1日で3周年を迎えたのを記念し、運営する合同会社里山工房くもべ(今井進代表社員)が、総務省の補助金を活用し、発行した。
同レストランでは、週替わりの定食を提供しており、豊富なレシピの中から特に人気の高かった定食を、四季ごと4種類ずつ厳選し、紹介している。
春の章では「筍のはさみカツ定食」、夏の章では「みょうが入りハンバーグ定食」、秋の章では「鯖のねぎ味噌マヨネーズ焼き定食」、冬の章では「鶏ひき肉の和風ロールキャベツ蟹かま餡かけ定食」などを紹介。メーンのおかずのほか、添えている小鉢や具入りごはんのレシピ3―4種類も掲載している。
工房内の紹介などもあり、同工房に関わる人たちの笑顔があふれている。オールカラーで、95ページ。表紙と裏表紙が一体化しており、広げて見ると、レストラン内で座っている感覚になれる。
今井代表社員は、「3周年の節目に、活動の集大成となるものができた。レシピ集に掲載している地域の野菜を使った料理を、家庭で作ってもらえたらうれしい」と話している。
同工房カフェ&レストランは、金、土、日、月曜の午前11時―午後4時まで営業。厨房スタッフ9人が腕を振るった料理を、ホールスタッフが笑顔と一緒に届けている。