氷上高校女子バレーボール部が、来年1月4日に東京体育館(東京都)で開幕する「全日本高校選手権」(春の高校バレー)に県代表として出場する。このほど行われた県予選を制し、4年ぶりの切符を手にした。県予選を通じ、攻守のバランスが取れた試合を展開。川釣修嗣監督は「全国でメダルを取る力はある。プレーの引き出しは多いので、それぞれの課題を克服して大会に臨みたい」と話している。
決勝は須磨ノ浦と対戦。1セット目、サウスポーエース・佐野伶奈さん(2年)を中心とした攻撃で得点を重ねた。佐野さんにマークが集中すると、セッター・村西沙織さん(同)が速攻を選択し、センターの川釣真緒さん(3年)と中西杏実さん(2年)が躍動。25―21で先取した。
2セット目は、リベロ・猪多菜々子さん(3年)のレシーブが光って攻撃につなげ、25―22で取った。勢いに乗った3セット目は、終盤に一気に抜け出し、25―14で勝った。
レギュラーの平均身長が約174センチと高さが武器のチーム。県予選に向け、ブロック練習に重点を置いたほか、的を絞らせない攻撃に磨きをかけた結果が実った。
佐野さんは「勝って氷上の名を全国にとどろかせたい」と言い、坂実莉主将(同)は「まずはベスト8が目標。そこまで行けば波に乗れるはず。全員バレーを展開したい」と意気込んでいる。