お節介かもしれませんが、雪かきします―。兵庫県篠山市村雲地区の農家ら有志4人がボランティアで「村雲戦隊 お雪掻(せっか)き」を結成。1月14日夜から降り始めた大雪の際にも活躍した。4人ではカバーできる範囲や負担も限界があることから、登録“隊員”を募集している。
隊員は、粟野勝浩さん(同市細工所)、澤光吉さん(同)、九鬼嘉彦さん(同市上筱見)、塚西貢三さん(同市下筱見)。所有するトラクターなどに雪を除ける部品を取り付けて幹線道路や集落道、公共施設の駐車場などを駆け抜ける。
今回の大雪では、15日早朝からエリアを分担して奔走。作業は18日まで続いた。
農業を営む粟野さん(54)は、10年以上前から雪が降ると、自分の集落内をトラクターで巡回。徐々にエリアが広がった。また、複数で一気にやれば作業もはかどると、5年ほど前から機械を持っている有志と共に活動するように。昨年、遊び心からグループ名を付け、隊員を募ることにした。登録者にはガソリン代だけでも出せないかと考えている。