ライオンズクラブ(浅葉喜久男会長、会員32人)が50周年記念事業として3月5日、やまなみホールでリオ五輪レスリング銀メダリストの吉田沙保里さんと、指導者の栄和人監督のトークショーを開いた。約400人の満席の聴衆が熱心に耳を傾けた。
司会とのインタビュー形式で進んだ。
リオ五輪時と、半年たった今の心境について吉田さんは「相手の圧力が今までに感じたことのないもので、いつもなら聞こえるセコンドや会場の声が聞こえなかった。最後までおかしいと思いながら試合が終わってしまった」と振り返り、現在は「負けた人の気持ちが分かったので、負けて得たものもあった」と話した。
また、メンタルを強くする方法について、吉田さんは「やるしかないと思うこと。自分が決めた夢、目標をあきらめずにやり切ることが大切」と言い、栄監督は「練習をし尽くすと同時に、無我夢中でやると自分の弱い部分が見えるが、挫折もプレッシャーも怖がらず、背負う気持ちが大切」と話した。
トークショーの前に、浅葉会長が献血活動や薬物乱用予防教室、義援金活動などのさまざまな取り組みを報告。「地域の縁の下の力持ち的存在であり続けたい」とあいさつした。
5月3日には山南住民センターで50周年記念式典を開く。