「丹波篠山さくらまつり」(同実行委員会主催=西尾和磨委員長)が4月8、9の2日間、篠山城跡三の丸広場で開かれた。桜は8―9分咲きのほぼ満開状態だったが、天候にたたられ、観光客らの出足は鈍った。しかし両日とも開催時間中は雨も止み、来場者らは、城跡周辺で咲き誇る桜にレンズを向けたり、にぎやかなステージイベントや、おいしい特産物いっぱいの飲食ブースで買い物などを楽しんだりした。また、丹波篠山観光協会の役員約10人が甲冑姿の戦国武将に扮し会場を闊歩。観光客らからの写真撮影にこたえるなどして、まつりを盛り上げていた。
2日目の9日、丹波篠山茶と丹波焼の器、篠山の和菓子でもてなすお茶席コーナーでは、今月1日に任命されたばかりの丹波篠山観光大使の松本夏美さん(20)と角穴理香子さん(19)が接客に奮闘した。客が手にする器に煎茶を注ぎ入れるなど、笑顔で接待。戦国武将たちもその傍らで会話に花を咲かせるなどして“客人”をもてなしていた。