3月のお披露目をめざし、丹波市を中心に撮影が行われる映画「恐竜の詩」の近兼拓史監督は4月17日、春日文化ホールで会見し、オーディションの結果、主要キャストの1人に、同市柏原町に住む武田丹音さん(19)を抜擢すると発表した。武田さんは「大好きな丹波の魅力を存分に伝えたい。私が丹波を発信できたら」と抱負を語った。
武田さんは県内の短大2回生。高校1、2年の時に劇研「椎の実」に所属。女優志望で、公募のオーディションを見つけては応募を続けており、同作品の出演者に応募したところ、監督の目にとまった。
主演2人に次ぐ、8人ほどの主要キャストの1人。近兼監督は、「しっとりした丹波を描く中で、映画の花となる若い女性がいてほしいと思った。丹波美人で、丹波を撮影する上でぴったり。プロではなく、ゼロから始まる彼女を選んだ」と言い、武田さんは「びっくりしたけれど、チャンスだと思った。自由にのびのびと演じたい」と話した。