兵庫県篠山市倉本の宮田川沿いの農道のり面を鮮やかな白やピンクのシバザクラが覆い始めた。約500メートルの区間に約4000株が植わっている。県道丹南三和線から見え、道行く人の目を楽しませている。4月末ごろに満開を迎えるという。
2010年から住民らが毎年500―1000株ずつ増やし、3品種のシバザクラと、ハーブが植えられている。都市部の住民を招いて植栽を手伝ってもらいながら交流もしている。花が咲き始めると、花の見栄えを良くしようと地区住民が草取りなどの世話をしており、今年も4月3日に分けて計15人が作業した。
倉本のほか、垣屋、高坂、坂本集落でつくる「川上地区農地・水・環境保全向上対策協議会」が国の交付金制度を活用した事業。シバザクラの植栽については倉本の住民で取り組んでおり、景観づくりや雑草対策がねらい。山側の田んぼののり面には葉ボタンも植えている。