丹波市立青垣小学校(同市青垣町佐治)で、引っ越し、スクールバスの停留所看板の設置など、4月6日の開校式と始業式を前に準備が進んでいる。翌7日が入学式。青垣地域の佐治、芦田、神楽、遠阪の4小学校統合により、児童数は新入生と合わせ279人となる見通し。市内で崇広、東に続き3番目の児童規模になる。
芦田、神楽、遠阪の各小学校から青垣小への引っ越しは3月29日に行われた。事前に小学校で荷造りしたものを業者がトラック6台でピストン輸送した。
青垣小に運ぶ備品は、2年前の夏休みに事務職員が各校を訪ね選定。全学年2学級、将来1学年40人学級になった際も教具不足が生じないことなどを念頭に選んだ。
教職員で教科ごと、図書館、環境、人権、学校行事、看板類など50ほどの担当を決め、それぞれの担当者が計画通り搬入されたかを台帳に基づきチェック。
青垣中の生徒約30人が作業を手伝った。梱包をほどき、教具や図書の整理に従事した。ワゴンや給食台をふく担当をした藪下まこさん(2年)は佐治小出身。「特別教室棟の筋交いや昇降口に旧校舎の面影が残っているけれど、きれいになっていてびっくりした。新しい学校でみんな仲良くしてほしいし、校舎をきれいに使ってほしい」と願いを語った。