希少種「ギンラン」まもなく見ごろ 篠山市味間新の「音羽の森」

2017.05.03
ニュース丹波篠山市

可憐な花を咲かせるギンラン(写真は昨年、同時期に撮影したもの)=兵庫県篠山市味間新で

兵庫県篠山市味間新の「音羽の森」(旧味間認定こども園おとわ園の裏山)でラン科の希少植物「ギンラン」が群生し、まもなく花が見ごろを迎えようとしている。ギンランの群生地を管理している味間地区まちづくり協議会の部会の一つ「音羽谷子育て広場・味間新ひょっこり会」は、花の見ごろを5月5―10日あたりとみている。同所にはこのほか、篠山市内でほとんど見ることのできない「イヌザクラ」が自生しており、見ごろは5日前後という。駐車場、トイレ完備。

2013年、同所で約30本のギンランを発見。希少種でもあることから保護していこうと、専門家を招いて勉強会を開き、知識を深めた。また、草刈りの際、ギンランを刈り取ってしまわないよう、株のそばに目印の杭を立てて注意を払い、ロープを張ったり、柵や解説板を設置するなどして大切に見守っている。

問い合わせは、同まち協(火、金曜の午前中、TEL079・506・1165)。

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