兵庫県丹波市氷上町稲畑の農事組合法人「稲畑どろんこ会」(梅垣嘉位会長)が6月11日、錦橋東詰そばの田んぼで、色の異なる稲で絵を表現する「田んぼアート」の植え付けを行った。同会会員や南小学校区の親子の計約20人が参加。丹波竜の「ちーたん」を描こうと、7品種をにぎやかに植えた。
初めての取り組みで、地域活性化や、楽しい農業をめざすのがねらい。約30メートル四方の田んぼを泉山数年さんが測量し、植える位置をひもで示した。子どもたちに親しんでもらおうと、ちーたんの頭上に「おはよう」、足下には「おかえり」の文字もデザインした。
参加者たちはひもを使って一列ずつ植えた。植える列によっては2品種を植えるところもあり、設計図を確かめながら作業した。
稲刈り、稲木干し、収穫祭、もちつきなども行う計画。山本陽友君(南小5年)は「出来上がりがしっかりちーたんに見えるよう、丁寧に植えた」と話した。