食や農、ロケットも 青垣地域廃校活用に6提案

2017.06.18
ニュース丹波市

兵庫県丹波市がこのほど全国公募した「シティープロモーション事業」のアイデアに、昨年度に閉校した青垣地域の小学校舎活用に関する提案が6事業あった。3校全てに提案が出てきた。食と農の大学を展開する事業案のほか、IT関連の人材育成やソフトウエア開発の場にするといったアイデアなどが寄せられた。市は6月15日、提案への地元の感触を探ろうと、青垣住民センターで同地域の自治振興会長ら20人ほどに、提案の概要を説明した。

旧遠阪小学校を活用した事業案は、企業や学生、起業予定の個人らを対象にした「食と農の大学」を開講するというもの。商品の開発体験ができたり、レストランなどとしても機能させるとしている。

旧神楽小学校は、人材や特産品を開発する場として展開させるアイデア。IT人材の育成とソフトウエア開発丹波産木材を使った楽器製造農産物をフリーズドライ化し販路開拓高齢者向けのスポーツジム―の4つを提案。

旧芦田小学校は、ドローンのソフトウエア開発や講習会の開催、モデルロケットなどの打ち上げ実験場、発達障がいや知的障がいがある子どもの支援施設開設案のほか、観光客誘致に取り組む拠点若手ジャズミュージシャンの練習場京阪神や台湾への農産物販路開拓農産物を使った「菓子の聖地化」―など、1つの事業で6つの異なる企画を盛り込んだ事業者もあった。

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