ドイツ発祥の新スポーツ「ヘディス」の「第1回全日本選手権関西予選」(篠山スポーツネットワーク=代表・ミズノ株式会社主催)が7月9日、篠山総合スポーツセンターで開かれた。篠山市からの6人をはじめ、大阪や京都、岡山などから13―51歳までの男女20人が参加。11点1セットマッチの予選リーグ、11点2セット先取の決勝トーナメントで頂点を争った。熱戦の末、洲本市の中学2年生、川口登夢(とむ)君が並み居る大人たちを打ち破って見事栄冠を勝ち取った。
ドイツの大学生が考案したヘディスは、卓球台を使い、1対1で直径15・9センチのゴムボールをヘディングで打ち合う競技で2006年に誕生。ヨーロッパを中心に競技人口を増やしており、世界大会も開かれている。
初代日本王者を決める全日本選手権は、ドイツ本部から日本国内での普及ライセンスを取得した東京の株式会社「マイヒーロー」が開催。東海(7月16日)、関東(8月13日)、九州(未定)で予選が開かれる。他地域の先陣を切って行われた関西予選では、上位2位が8月20日に東京で開かれる全国大会への出場権を手にするが、川口君は全国大会出場規定の「18歳以上」からはずれるため、2位の岡田大輔さん(31)=大阪市=、3位の原聖司さん(35)=篠山市味間新=が全国大会に進む。