創部初のベスト32(4回戦)に進出した氷上高校が7月21日、ベスト16をかけ、強豪・西脇工業と対戦、接戦の末1―3で惜敗した。保護者やOB、柏原高校野球部員ら計100人ほどがスタンドで声をからし、選手たちを鼓舞した。氷上の足立吏音主将(3年)は、「相手は強かったが、接戦まで持ち込めた。氷上高校の歴史をつくれたと思う」と胸を張った。
2点を追う最終回、二死から代打・足立聖人君(同)が死球、続く9番小西俊暢君(同)が四球を選んでチャンスをつくると、1番足立主将がレフトポール際に大飛球を放ち、奇跡の逆転本塁打かと思われたが、わずかに切れファールに。最後はショートゴロに打ち取られた。