女性ならではの視点で丹波栗のPRや生産者の育成を図ろうと、JA丹波ひかみ丹波栗生産組合に女性部「丹波栗っこ会」(山本浩子代表)が誕生した。女性を対象にした栽培講習会を開催したり、販売促進をめざした勉強会、丹波市内イベントでのPR活動などに力を注ぐ。7月23日午前10時から、女性向けの初講習会を山本代表(53)の栗園(兵庫県丹波市氷上町油利)で開催する。山本代表は「女性が栽培にかかわりやすい環境をつくりたい。多くの女性に栗をつくる喜びを味わってほしい」と話している。
市内の兼業栗農家のほか、これから栗栽培を始める予定の計9人の女性でつくる。会員の栗園で開く栽培講習会では、JAから講師を招くほか、会員がこれまでの経験で得た技術を伝える。生産だけでなく、販路などについても検討する場を設ける。
女性栗剪定士の足立にしきさん(59)=同市青垣町小倉=と山本代表のほか、実家の栗園を手伝う岡田綾香さん(37)=同市春日町野上野=が中心となって立ち上げた。会員の輪を広げようと周囲に声をかけたところ、賛同者が集まった。