丹波布の技術の保存や普及などを進めている「丹波布技術保存会技術者協会」の有志6人が10月22日、柏原町商店街に「工芸の店 KABURA」(兵庫県丹波市柏原町柏原46)をオープンした。同協会副代表で、同店代表のイラズムス千尋さん(46)は「観光客や地元の方が丹波布を使うきっかけづくりの店にしたい」と話している。
バッグやコースター、小銭入れ、ペンケースなど、普段使いできる小物や反物を展示販売している。また、春日町鹿場の竹かごや名塩和紙(西宮市)など、丹波地域やその周辺の工芸品も販売。その種類を今後増やしていく。
店内でワークショップを開く。常時、糸紡ぎ教室を開くほか、「手縫いのコースター作り」(11月)、「手縫いのブックカバー作り」(12月)など、期間限定のワークショップも開く。
同協会は2010年、丹波布伝承館(道の駅あおがき内)で開講の長期教室の修了生「丹波布技術認定者」が結成。展示会や勉強会を開くなどしている。来月には同店2階に同協会の事務所を置く予定。
営業は金、土、日、月曜の午前10時―午後3時半。糸紡ぎ教室の時間は午前の部(午前10時―午後零時半)と午後の部(午後1時―同3時半)。料金は2500円(材料費込み)。最大3人。前日までに同店(TEL0795・71・1683、営業中)か、イラズムスさん(TEL090・6435・9625)。ホームページやフェイスブックで情報発信している。