「賢い料金」 対象施設に丹波おばあちゃんの里選定 高速一時退出が可能に

2017.11.06
ニュース丹波市

「丹波おばあちゃんの里」(兵庫県丹波市春日町七日市)が、高速道路からの一時退出を可能とする国土交通省の社会実験「賢い料金」の対象施設に選ばれた。最寄りの舞鶴若狭自動車道「春日インターチェンジ」で高速を降り、同施設に立ち寄り、1時間以内に再進入した場合に、降りずに利用した料金になる仕組み。ETC2・0を搭載した車が対象になる。国交省は開始時期を「今年度中」と言い、実験終了時期は「未定」としている。

市が、春日インターチェンジから同施設へ、高速を降りることなく乗り入れるようにできないか照会したところ、ちょうど今年度国交省が社会実験を始めており、対象施設に選ばれたという。

同施設は「休憩施設」(サービスエリア)という位置づけ。国交省は、高速道路上の休憩施設が25キロ以上の計20カ所で社会実験を予定(県内1カ所、3カ所は開始済み)。舞鶴若狭自動車道の休憩施設は、福知山市の六人部と篠山市の西紀が25キロ以上離れており、途中にある同施設が対象になった。

高速道路料金の長距離逓減などが継続されることから、観光客らのトイレ、買い物、食事、給油など「一時立ち寄り」にメリットがある。

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