神戸大学の留学生32人がこのほど、「日本文化見学旅行」と題して篠山市内を訪れ、都市部にはない自然や伝統文化を満喫した。
中国やオーストラリア、フィンランドなどからの留学生が参加。市職員から篠山市について説明を受けたほか、同大学や同大学篠山フィールドステーションのスタッフが同行し、立杭陶の郷での陶芸体験、篠山城などの散策を楽しんだ。
岡野小学校区の今福地区では、留学生らが地元の畑利清さんの指導のもと、手や竹を使って柿採りに挑戦。柿をむいて食べたほか、畑さんが栽培している山の芋を使ったチップス、ねぎ焼きなど特産の味を堪能した。
アフリカ・モーリシャスから留学している同大学大学院2年生のペレグリン・ティエリーさんは、「神戸に2年住んでいるけれど、六甲山を越えたのは初めて」と言い、「景色も体験もとてもすばらしく、なぜ、もっと早く来なかったのかと思うくらいです」と満足げに話していた。