危険空き家2軒を除却 篠山市 初の略式代執行に着手

2018.01.29
ニュース丹波篠山市

危険空き家を除去する略式代執行を行う前に代執行宣言を行う横山部長ら=兵庫県篠山市福住で

兵庫県篠山市は、国の「空家等対策の推進に関する特別措置法」に基づき、同市福住で1月25日、後川新田で26日、建物所有者に代わって市が危険な空き家を除却(解体、撤去、処分)する略式代執行に着手した。同市では初の措置。昨年10月20日―12月6日に公告を行ったが、所有者が現れなかったため、市長が判断した。

福住の空き家は木造2階建住宅(床面積56平方メートル)。屋根瓦が、接する市道に崩落し、市が緊急安全措置をとっていた。後川新田の空き家は、木造平屋建住宅(同約50平方メートル)。その大半が倒壊し、建築部材が飛散すると危険で、衛生上も有害だと判断した。いずれも所有者や相続人に関する手掛かりを調査したり、近隣住民への聞き取りなどを行ったが、分からなかった。

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