野上野の「遊芸館」 「射割」行事楽しむ ご近所さんも弓道体験

2018.01.25
ニュース丹波市

山里さんに手を添えてもらい、弓を引く体験をする見学者たち=兵庫県丹波市春日町野上野で

兵庫県丹波市春日町野上野の弓道場「遊芸館」で1月21日、同道場の教室生の練習成果発表と邪気を追い払い地域の繁栄を祈願する年始めの行事があり、教室生と地元の住民ら約30人が参加、弓を引き矢を射る体験をし、わきあいあいと楽しい時間を過ごした。

昨年、大阪府から山里盛純さん(69)、美紗子さん(73)夫妻が移住し、道場を開いた。教室生の成果披露を考えていた時に、同じ組内の北山善三郎さん(79)らから見学希望の声が上がり、弓道体験を兼ねて開いた。

教室生が28メートル離れた的を目がけ矢を射った後に、「射割」と呼ばれる、板を矢で射割る体験教室が催され、山里夫妻に手を取ってもらって見学者が順番に弓を引いた。板には、近所の人たちが「無病息災」「家内安全」「学業成就」などと願い事を書いており、教室生と見学者が何度も矢を放ち、板が割れれば歓声が、外れても笑顔が広がった。

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