旧城南保育園を活用した農産物加工・販売の拠点施設「アグリステーション丹波ささやま」(兵庫県篠山市小枕)内に、アンデス料理と自家焙煎の本格コーヒーが味わえるカフェがオープンした。篠山、また城南地区の魅力を内外に発信する施設に特色のあるカフェを加えることで、さまざまな交流が生まれる場にしたい考え。
カフェは、上田謙治郎さん(64)と妻でペルー出身のデルタさん(60)=同市河原町=が二階町で9年間にわたって営業していた「ペルー館」が移転。「篠山ペルー館珈琲店」と名を変え、世界を旅してきた夫妻が腕を振るい、ペルー、グアテマラ、キリマンジェロの豆をブレンドしたこだわりの自家焙煎コーヒーや、パイ生地にミンチやゆで卵、玉ねぎなどで作ったあんを入れたアンデス料理などを提供する。
上田さんは、「コーヒーは深いコクに加え、飲んでいるうちに苦みが甘みに変わる」と太鼓判。料理にはペルーの香辛料も用いるため、異国気分が味わえる。
施設横の畑で栽培した野菜を料理に使っていくほか、上田さんの友人が講師を務める英会話などの教室も開催している。
営業時間は午前10時―午後4時。月、火曜定休。問い合わせは上田さん(TEL080・5345・3421)。